糖尿病は見えない敵、自覚症状がなくても合併症が近づいている

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健康

糖尿病は自覚症状が軽視されがちな病気です。血糖値コントロールを怠ると合併症のリスクが高まります。私の経験から、糖尿病患者の方への注意喚起が必要だと感じています。私は糖尿病による合併症の1つである眼病の糖尿病黄斑浮腫と長い闘いを現在も続けています。その道のりは険しすぎてかなり悔やんでいます。この経験から糖尿病になられた方、既になっている方に警鐘を鳴らし、予防と管理の重要性について共有したいと思います。

病気の深刻さを理解し、定期的な血糖値コントロールを行うことが重要

糖尿病は自覚症状が乏しいため、病気の進行を見逃すことがあります。しかし、高血糖が続くと身体に大きな影響を与え、糖尿病網膜症や糖尿病神経障害、糖尿病腎症などの合併症・併存症が発症します。

私は糖尿病黄斑浮腫という眼の病気、これは糖尿病網膜症の一種だそうです。網膜の血管に障害が起き、進行すれば失明の原因になると言われました。もう完治しないとも言われています。

私の場合、最初は右目だけでしたが糖尿病性黄斑変性症と診断され、目の中の網膜の中心にある黄斑がむくみ、歪んで見えて視力がどんどん低下していきました。
初めての治療はレーザー光凝固術を2回しました。その後は硝子体注射になり過去7年間で両眼合計46回行ってきました。注射後1か月位はむくみは減るのですが、2か月から3か月後にはむくみが戻り再度注射をしています。両目だから左右交互に行っています。今では進行を食い止めるための処置です。



硝子体注射の薬液がアイリーアからバビースモに変わった時から病名が糖尿病黄斑浮腫に変わりました。

ぼやけて見える・かすんで見える・色の識別が難しいのです。

もう治りません。

血糖値の上昇を放置すると手遅れになります。
手遅れとは私のように甘く見ていたために失明寸前の合併症になってしまうことです。
だから早めの対策と意識の向上がすごく大切です。

自覚症状がないからこそ、定期的な専門医の受診が絶対必要

糖尿病は他の病気と異なり、自覚症状がのどの渇きとかちょっと疲れたかな?等の軽微または全く現れないことがあります。

そのため、自身の病気を甘く見て、医師の指示を無視して「まだ大丈夫だろう」と勝手に決めつけ、飲み歩いたり、大食いしたり、甘いものをたくさん食べたり(私がそうだった)してはダメです。

これではどんどん血糖値が上がります。上昇は身体に悪影響を及ぼし、合併症に近づきます。

合併症の発症が始まり、治療が難しく治らないどころかどんどん悪くなっていきます。

自覚症状がないからこそ、常に注意を怠らず、定期的な医療チェックと血糖値コントロールを行う必要があります。

糖尿病合併症の一例として、網膜症の発症リスクが高まるケース

糖尿病合併症の中でも、糖尿病網膜症は重篤な合併症の一つです。そう三大合併症の一つです。

血糖値の不安定さや高血糖状態が続くと、網膜に障害が生じ、失明する可能性があります。

私自身の経験でも、眼科医から「血糖値を下げないと網膜内出血のリスクが高まる」と受診のたびに警告されても、十分な注意を払っていなかった時期が長期間ありました。

その結果、糖尿病からの黄斑変性症と診断され、レーザー光凝固術や硝子体内薬液注射を受けることとなりました。

3人目の現在の医師からは「糖尿病黄斑浮腫でこれは糖尿病の合併症です」とはっきり言われました。
このような私の例からも、糖尿病患者が自覚症状がなくても、血糖値コントロールの重要性を理解することが本当に必要なのです。

だから早く糖尿病に対する考えを変えてください。

自身の病気を真剣に受け止め、定期的な血糖値コントロールを怠らない

糖尿病は自覚症状が軽視されがちな病気ですが、合併症のリスクを考えると何度も言いますが決して甘く見てはいけません。

私の経験からも、糖尿病患者は自身の病気を真剣に受け止め、定期的な血糖値コントロールを怠らないようにすることが大切だと感じています。

医師の指示に従い、健康な生活習慣を心掛け合併症のリスクを減らし、より良い生活を送ってください。

行きたいところに行けなくなり、行動範囲がせばまります。

私のようなマネはしないでください。
もう「治らない病気です。
基準値に近づけて下さい。

血糖コントロールの目標値

・正常化を目指す際の目標
  HbA1c(%)  6.2未満

・合併症予防のための目標
  HbA1c(%)  7.0未満
 (血糖値としては、空腹時血糖値130mg/dL未満、食後2時間血糖値180mg/dL未満をおよその目安)

※狭心症で入院した時、食事前に血糖値測定され200mg/dL以上だとインシュリン注射されました。

糖尿病担当医師から何度も何度も言われるのはHbA1c(%)7.0未満です。6.9以下が続くと「安定している」と言われますがここで油断していると一気に数値が上がりますよ。油断しないで正常化を目指す際の値以下にしましょう。

糖尿病になってから現在までの私の罹患経過

【1990年代初頭 – 糖尿病の診断】
1990年代初頭、40歳を超えた私は人間ドックで糖尿病と診断されました。その時点から定期的な通院が始まりました。

【2007年12月 – 眼科の受診開始】
2007年12月、同じ病院の眼科を受診するようになりました。眼科医からは血糖値の管理の重要性が強調されましたが、当時は甘く見てしまい、血糖値の下降は十分ではありませんでした。

【2011年 – 受診頻度の増加】
2011年までは半年に一度の受診でしたが、2012年からは視力が若干悪化したこともあり、受診頻度が4か月に1度に増えました。

【2016年11月 – 黄斑変性症の診断】
2016年11月下旬の診察で、眼底写真の結果、糖尿病性黄斑変性症と診断されました。12月と翌年1月にはレーザー光凝固術を行い、その負担はかなり大きかったことを覚えています(体の負担も大きかったが2回で5万円弱も大きかった)。

【2017年2月 – 左目硝子体内注射開始】
2017年2月からは薬液ルセンティスの注射が始まりました。その後、注射の回数や薬液の種類が変わりつつも、定期的な治療が続きました。2,3,4月の3回は70歳前だったので5万円弱を支払う。5月からは70歳になったので5、7月の2回は12000円、9月から翌年の2018年6月までの5回は14000円に上がる。、8月から2022年5月までの18回は18000円に跳ね上がる。

【2018年6月 – 右目硝子体内注射開始】
薬液がアイリーアに変わる

【2020年 – 障害者手帳の取得】
2020年には眼科スタッフから障害者手帳の取得を勧められ、申請を行いました。これにより、白杖を使用するなど、生活の中での配慮が行われるようになりました。

【2021年 – 確定申告と医療費の支払い】
2021年度から市役所での確定申告を開始し、医療費の申告も行いました。糖尿病治療にかかる医療費は相当額に上り、その支払いに苦労する日々が続きました。

【2022年4月 – 75歳後期高齢者】
7月から非課税世帯になったので9月から今年2024年5月までの硝子体内注射の17回は8000円になり負担が軽くなるも物価の上昇で生活の苦しさは変わりません。

【2023年1月 – 薬液が変わる】
新薬のバビースモになる。

【2023年3月 – 狭心症に羅漢】
2023年2月までに4回入院してカテーテル手術3回、1回は検査入院。狭心症も合併症の一つみたいです。

【現在 – 糖尿病との闘い】
現在も糖尿病との闘いは続いています。血糖値の管理や治療に加え、合併症のリスクを最小限に抑えるため、健康な生活習慣の維持に努めています。糖尿病との長い闘いですが、家族や医療チームのサポートを受けながら、健康な暮らしを目指しています。

私の最近の血液検査結果・糖尿病携手帳の検査結果表と血圧測定結果

医師は血糖値よりもヘモグロビン値(HbA1c)を重視します。

血糖値は食事からの経過時間や、食事の内容により、1日のうちで何度も上下動を繰り返すからからです。だから10時間以上の絶食を条件とした空腹時血値糖は、いくつかある血糖値の中では一番安定した基準とされているそうですが医師によっては食事をしてくるように言う方もいます。私の先生は食べてくるように言われましたが終わった時間を聞かれました。

ヘモグロビン値(HbA1c)は血流に乗って全身に酸素を運ぶヘモグロビンが、血液中の糖分と結びついたのがHbA1c。前回測定から今回測定の平均が分かり、糖尿病の進行・改善具合を測る最も重要な指標の数値だから。

だから通院などで投薬治療中ならヘモグロビン値(HbA1c)7.0%未満を目指すように言われます。7.0%を超える状態が長く続くと合併症を引き起こすリスクが高まるからですね。

私の最近のヘモグロビン値(HbA1c)は6.8→6.3と安定しています。でも投薬してですからまだまだです。

血液検査結果表(2024年2月)



血液検査結果表(2024年4月)

医師からもらった糖尿病連携手帳

糖尿病連携手帳記入欄

血圧測定も大事なので血圧測定手帳を医師から渡され自宅で毎日朝夕血圧と体温を測定して記入。これは診察日に医師に提出します。

血圧測定記録。体温は備考欄に記入しています。

まとめ

糖尿病は自覚症状がないため、定期的な医療チェックと血糖値コントロールが不可欠です。病気の深刻さを理解し、合併症のリスクを避けるためには、積極的な行動が求められます。糖尿病患者は血糖値の測定や適切な治療を通じて、病気と向き合い、健康を維持する努力を続ける必要があります。自覚症状がないからこそ、日常生活の中での血糖値コントロールや健康維持の重要性を認識し、定期的な医師の診察と指示に従うことが最重要です。糖尿病に罹患した方々が、自らの健康を守り、より良い生活を送るために、常に意識を高く持ち続けることが大切です。
現在の私は血糖値も安定していますが「なぜもっと早く気が付かなかったのか、遅いすぎ!」と非常に後悔しています。

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